2020年12月25日金曜日
R2,12,24 2学期終業式 命と心を大切に
まだまだ、全校で集まって集会を開くことができない状況なので、子どもたちは各教室で終業式を行いました。
以下、校長の私が話した内容です。
なさん、おはようございます。今日も元気にきてくれてありがとう。
今日は2学期最終日、12月24日です。
ところで、みなさん2学期はいつから始まったか覚えていますか?
答えは8月24日です。1学期がコロナの影響で短かったせいもありますが、今年から2学期の始まりは8月の終わりの週からとなりました。今日まで、およそ4か月、長かったですね。でも、本当によくがんばりました。
今日からおよそ2週間、冬休みに入ります。クリスマスやお正月など年末年始の行事を体験することでしょう。コロナ感染防止のため、いつもと違って、十分なことはできないと思いますが、家族の一員として、家のお仕事を手伝いましょう。小さなことでもいいから、自分で気づいて行動することが大切です。例えば、玄関の靴並べ、食事後の食器片づけ、お風呂掃除、自分の机の片付けなどです。特に掃除や片付けは、やった後とても気持ちがすっきりするからおすすめです。がんばってください。
さて、終業式にあたって、みなさんに大切にしてほしいことをお話します。それは、「命と心を大切にしてほしい」ということです。
みなさんも、今年ほど、命を守ることの大切さを実感した年はないのではないでしょうか。マスクをつけることやしっかり手洗いすること、寒くても換気をすることなどが当たり前になってきています。不要不急の外出を控え、できるだけ家で食事をするなど、去年と比べ生活が大きく様変わりしました。学校も同様でした。でも、このような生活様式をすることが自分の命だけでなく家族の命、ひいては社会で働くさまざまな命を守ることにつながります。
今年は特に、医療従事者のがんばりに頭が下がります。そのほかにもたくさんの方々が、この社会のために懸命に働いてくれています。本当にありがとうといいたいです。
また、命を守ることはコロナから身を守ることばかりではありません。交通事故に遭わないようにする、健康な生活に留意し病気にならないようにする、危険な遊びをしないなど日ごろから意識することが大切です。とくにこの時期、小学生による自転車事故などが増える時期です。一旦停止や信号を守らなかったりすると、事故に遭いやすくなります。ルールを守り、安全に行動するようにしてください。
命だけではありません。形は見えませんが、一人一人には大切な心があります。心が傷つくと、どこか体の調子も悪くなります。心というのは、ちょっとした言葉やからかい、いじめなどで大きく傷つきます。最近はSNS(ラインやツイッター等)で、人を傷つける言葉が多く、有名人でも自殺するケースがあります。悪口や仲間外れは知らず知らずのうちに大きく人の心を傷つけます。特に匿名(名乗らないこと)や陰で悪口を言う行為は卑怯なことです。このようなことは絶対にやめましょう。
逆に、励ましや温かい心遣いに触れると元気になったり、明日への希望が湧いたりします。
どうかみなさん、一人一人に大切な命と心があることを知り、お互い思いやりのある態度や行動で、接していきましょう。温かい気持ちは温かい行動につながります。温かい行動は自分自身を豊かにしてくれます。人から「ありがとう」を言ってもらうことも多くなります。
この冬休み中に新しい年が始まります。新たな目標を立てるときに、「命や心をたいせつにする」ことをぜひ加えてください。新しい年がみなさんにとって、すばらしい年になるように願っています。
3学期、みなさんの元気な顔に出会えることを願っています。よいお年を。